仔犬(子犬)のしつけ〜マズルコントロール〜

仔犬(子犬)のパパ・ママになった気持ちで行うマズルコントロール

犬のトレーニングマズルコントロール編ブリーダーペットショップKAKO

「マズルコントロール」という言葉を聞いたことはありますか? 何だか難しそうな印象ですが、「マズル」とは鼻先・鼻口部のことです。 そして、仔犬(子犬)の鼻先(口先)を軽くつかんで、そのままの状態をキープしたり、上下、左右などにコントロールすることをマズルコントロールといいます。
マズルコントロールは、もともと母犬が仔犬(子犬)に行うしつけで、仔犬(子犬)がいけないことをしたときに、仔犬(子犬)の口先を軽く噛んでしかります。これは自分の方があなたより強く、あなたを守れるので安心して従いなさいという意味をもっています。
逆に、マズルを捕まえられることは、犬にとって最大の武器である牙を使うことができないということです。だからこそマズルを触らせるのは、相手を受け入れ信頼している証ともいえるのです。 最初のうちは嫌がったり、頭を振って払いのける仔犬(子犬)も少なくありませんが、焦らず時間をかけて、やさしく接してあげましょう。
このマズルコントロールが行える信頼関係が築けると、「無駄吠え防止」や「噛みつき防止」などのしつけなどにも役立つうえ、歯の手入れができる下地になります!

これでマスター! マズルコントロールの方法

軽くなでてあげる!

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マズルを“つかむ”のではなく、最初は軽く“なでる”ように! マズルに触れられることに慣れさせます。

軽くつかんであげる!

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マズルに触れられることに抵抗感がなくなってきたら、軽くつかんでみましょう。下顎を手に乗せて、手のひらで包み込む感じです。

上下・左右に動かしてみる!

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マズルをつかんで、上下・左右などにゆっくりと動かしてみます。仔犬(子犬)がリラックスした状態で身を預けているようならあなたのことを信頼している証です!

褒めてあげよう! おやつをあげよう!

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しっかりできたときには、もちろん「good!」の言葉とともに、褒めてあげたり、ご褒美をあげましょう!

さらなるお利口犬を育てるには…

マズルコントロールの状態で、上唇だけをもち上げて口に触れることに慣れさせていきます。この状態では、歯は閉じたままのことがほとんど。次に上顎と下顎を開くようにして、口を開けるようにしていきます。ここまでできるようになると、歯の手入れや薬を飲ませるときなどにも大変役立ちますよ!