仔犬(子犬)のしつけ〜主従関係編〜

ピラミッド型の主従関係

犬のトレーニング主従関係編ブリーダーペットショップKAKO

かわいい仔犬(子犬)を家に迎え入れて、その愛らしさのあまりに何でも仔犬(子犬)の思い通りにさせてしまうと、ご主人の言うことを聞かない、困ったワンちゃんに成長してしまいます!
小型犬の生後3〜4カ月くらいまでの期間は、人間の5歳前後に相当し、愛情いっぱいに育てながらも甘やかさず、しつけをしっかり行うことが大切になります。 まずは、仔犬(子犬)との主従関係をしっかり築くことがポイント。オオカミなどを代表に、イヌ科に属するワンちゃんは、野生において1頭のリーダーからなる群れを形成して生活し、リーダーの言うことには絶対服従という習性をもっています。これを利用して、家庭の中でも飼い主との主従関係をつくることで、しつけられることを苦痛に思うことなく、命令に従うようになっていきます。
お子さんがいた場合なども、ワンちゃんと友達のような関係でいるのが理想的なイメージがありますが、お父さん→お母さん→お子さん→ワンちゃんという順位立てを仔犬(子犬)に理解してもらうことが重要です。

ワンちゃんと良好な関係をつくるポイント

オーバーリアクションで褒めてあげる

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ワンちゃんがよいことをしたときには、まだ幼い仔犬(子犬)でもわかりやすいように、オーバーアクションで目一杯褒めてあげましょう。逆に悪いことをしたときは、褒めるときに発した声より低い声で冷静に叱ります

簡潔で聞き取りやすい号令に統一する

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ワンちゃんが悪いことをしたときに「コラ〜ダメッ!」「○○しちゃダメでしょ!」など、いろいろな言葉を使うのではなく、号令を統一するように心がけます。悪いことをしたときは「ダメ!」、良いことをしたときは「よし!」「すごいね!」など。号令を統一することで仔犬(子犬)の混乱を防ぎます。なお、良い時に「Good!」悪い時に「No!」と英語で発音すると、イントネーションが統一し、ワンちゃんがわかりやすく学べます。うまくいかない時は試してみましょう。また、「名前を呼ばれると良いことがある!」という習慣をつけるために、褒めるときだけ名前を呼ぶなどのルール作りも有効です。

どんなときも同じ態度で接する

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どんなに些細なことでも、良いことをしたときには褒めてあげる、悪いことをしたときには叱るという一貫した態度、接し方を心掛けましょう。仔犬(子犬)のしぐさや表情はとってもかわいらしいので、失敗したときでも、つい許してしまいがちです。一貫した態度で接することは、飼い主の態度や言葉などに反応する仔犬(子犬)の混乱を予防する役割をもっています。

遊びの中で学ばせる

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仔犬(子犬)にはいろいろな遊びをすることで学習させましょう。例えば、犬用おもちゃで引っ張りっこをしたときも、飼い主が最後には勝つようにして主従関係を構築するのもひとつの手段です。愛犬の一生懸命な表情を見ていると負けてあげたい気持ちになりますが、甘やかさずに育てることが大切です。